90歳代が運転のクルマが暴走、後席の同乗者が死亡---料金支払いゲートから発進する際

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豊川稲荷(豊川閣妙厳寺)に初詣の参拝を終え、帰宅しようとしていた高齢者運転のクルマが駐車場で暴走。座席から投げ出された後席の同乗者が死亡する事故が起きた。運転者は93歳の男性だという。

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28日午後1時50分ごろ、愛知県豊川市内の有料駐車場で乗用車が暴走。道路を挟んで反対側にあるブロック塀に衝突する事故が起きた。この事故で同乗していた高齢女性が収容先の病院で死亡している。

愛知県警・豊川署によると、現場は豊川市豊川元町付近にある有料駐車場。乗用車は料金支払いゲートから発進する際に暴走。幅員約4mの市道(一方通行路)を挟んで反対側にあるブロック塀に正面衝突した。

衝突によってクルマは中破。後部座席に同乗していた91歳の女性が座席から投げ出されて全身を強打。近くの病院へ収容されたが、外傷性ショックなどが原因で約7時間後に死亡した。クルマを運転していた蒲郡市内に在住する93歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

事故当時、助手席に同乗していた60歳の男性が車外に出て料金の精算を行なっていたが、クルマはゲートが開いた直後に急加速していったようだ。警察ではアクセルとブレーキの踏み間違えが事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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事故は駐車場出口の付近で発生している。駐車場に面した道路は一方通行のため、出て行くクルマは右折で進出することになるが、急加速してそのまま正面の壁に突っ込んだという。クルマなどのモビリティは加齢による体力の衰えをカバーしてくれるものではあるが、90歳代による運転はさすがに無理が生じているのではなかろうか。

《石田真一》

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