ZMPは1月30日、小型CAN-USB変換モジュール最新版「CAN-USB-Z」の販売を開始した。
小型CAN-USB変換モジュールはCANボーレートが最大1Mbpsまで設定できるほか、同期信号入力や他機器への電源供給も可能。CAN通信設定とデータ確認ができるコンフィギュレーションツールも付属する。最新版では、複数のUSBデバイスを用いる際のIDの固定が可能となり、接続順番に依存しないアプリケーション開発が行いやすくなった。
CAN-USB-Zは、2チャンネル対応の車載ネットワークCAN(Cntoroller Area Network)ポートを装備した小型インタフェースモジュールで、PC等と接続しCAN信号の送受信を手軽に行うことができる。また、オプションのViewerアプリケーションでは、CANデータから特定のIDを取り出し物理値などに変換するデータベース作成機能と、保存済みのログデータをテストベンチデータとして再生する機能が含まれる。
新製品は、同社公道走行データ収集サービス「RoboTest」にて、車載CANやCAN対応センサの情報収集に利用。また、自動運転技術開発プラットフォーム「RoboCar MiniVan」に搭載され、ZMPおよび各地での公道実証実験で使用されている。
価格(税別)は4万円。