横浜ゴム、北海道テストコースに屋内氷盤試験場を開設…冬用タイヤ高性能化へ

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室内に設置された氷盤路
室内に設置された氷盤路 全 2 枚 拡大写真

横浜ゴムは「北海道タイヤテストセンター(TTCH・旭川市)」に、冬用タイヤの氷上性能をテストする屋内氷盤試験場を開設し、稼働を開始した。

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TTCHはタイヤ事業の拡大に伴う評価数の増加や評価手法の高度化に対応するため、2015年12月に開業した新テストコース。屋内氷盤試験場は冬用タイヤのさらなる高性能化を目指して開設したもの。天候や気温など外的要因の影響を受けにくく、氷面状態を安定的に保つことができるため、試験データの精度が向上し、より高度な技術開発が可能となる。

同試験場は全長119m、全幅24m、室内高(最高部)8.8m、延床面積は約2860平米。乗用車用のほか、トラック・バス用タイヤのテストにも活用する。

横浜ゴムは現在、冬用タイヤテストコースとしてTTCHのほかに、スウェーデンに「YOKOHAMA TEST CENTER of SWEDEN(YTCS)」を設置。TTCHでは世界中で販売するすべての冬用タイヤの試験を行い、その内YTCSでは欧州大陸やロシア・北欧向け商品の確認評価を実施しており、使用する国や地域の冬路面に最適な冬用タイヤの開発を推進している。

《纐纈敏也@DAYS》

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