RINEIの「おひとりさま」「おふたりさま」用のキャンピングカー…ジャパンキャンピングカーショー2018

自動車 ニューモデル モーターショー
ミニマムスペースでも充実装備のマイクロバカンチェス。
ミニマムスペースでも充実装備のマイクロバカンチェス。 全 8 枚 拡大写真

今回のジャパンキャンピングカーショー2018では、「おひとりさま」「おふたりさま」向けの仕様もいくつか見られた。

RINEIの軽キャンパーマイクロバカンチェスシリーズのひとり旅、ふたり旅用キャンピングカーも少人数向けに特化して開発されており、割り切りの良さを感じるモデルだった。

ひとり旅やふたり旅、気ままな旅が好きという人は少なくない。旅程が自由に組める上、急に寄り道がしたくなっても対応できる点は、仲間と示し合わせて出かけるたびにはない良さがあり、そんなのを楽しむ人は今や少なくないようだ。

キャンピングカーにしても、もともとベース車の定員が4人、5人だからといって、それに合わせてパッケージすることが必ずしも良いとも限らないのではないだろうか。それよりも旅する定員を限定することで、その人たちのための機能やスペースをゆったりとることができる。

装備自体は決して簡素ではない。シリーズを通して装備されるのは走行充電サブバッテリーシステム、テーブル・カーテン、DC12Vソケット、LED室内照明、シングルソーラーシステム、40L冷蔵庫、リヤ大型テレビ(DVD内蔵、専用地デジチューナ付き)、2000W正弦波インバーター、100V省エネ型電子レンジ。こうした標準装備を見てもむしろ充実している印象だ。

さらに、人数を限定することで、ポップアップルーフなどにする必要もなく、それでも十分な就寝スペースも設けることができる。加えて、実はこれが他社に対して大きな優位性かもしれないが、標準ルーフのまま、センターに大きなテーブルを設置してすることもできる点だ。

収納したベッド用のマットの保管場所を考えると、ポップアップルーフのタイプでもないと、軽キャンパーの場合、サイドに小さなテーブルが付くのがせいぜいという場合も少なくない。しっかり座って、大き目なセンターテーブルの使える標準のルーフ高の軽キャンパーはかなり少数派だと言えるだろう。これは車中泊だけでなく、移動の仕事場などとしても格段に使い勝手が向上する。

キャンピングカーショーを歩いて感じるのはパッケージの妙と、「選択と集中」の大切さだ。このRINEIのひとり旅・ふたり旅シリーズはその好例でもあるのかもしれない。

《中込健太郎》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る