西鉄がベトナムで ICカード導入を支援…相互利用可能なシステムを策定へ

鉄道 企業動向
公共交通の整備が急速に進むベトナムのハノイ市。
公共交通の整備が急速に進むベトナムのハノイ市。 全 1 枚 拡大写真

西日本鉄道(西鉄)は2月9日、独立行政法人国際協力機構(JICA)がベトナムで実施する「ハノイ公共交通ICカード相互利用開発支援プロジェクト」に昨年12月、共同企業体の一員として参画していることを明らかにした。

鉄道やバス、バス高速輸送システム(BRT)といった公共交通機関の整備が進んでいるベトナムの首都・ハノイ市では現在、各交通交通機関でICカード乗車券の導入が検討されているが、JICAのプロジェクトでは、システムが乱立して利便性を損ねることを回避するため、相互利用可能なシステムを構築するための設計ガイドラインを定めるとしている。

西鉄の参画は、同社が運営しているICカード乗車券『nimoca』(ニモカ)が、バスの乗継割引機能を持つなど、相互利用に適したシステムである点が評価されたことによるもので、そのノウハウを活かして、バスにおける自動運賃収受システム(AFC)の技術仕様を策定する。

西鉄ではこのプロジェクトを通して「nimocaの更なる域外展開に向けてノウハウを蓄積し、今後も様々なエリアでの公共交通における利便性向上に寄与できるよう、ICカード事業の深化に取り組んでまいります」としている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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