スバル/STIが2018年のモータースポーツ計画概要を発表…今年もGT300とニュル24時間が活動の主軸

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SUPER GTを戦う「SUBARU BRZ GT300」。
SUPER GTを戦う「SUBARU BRZ GT300」。 全 8 枚 拡大写真

スバルとSTIが9日、今季のモータースポーツ活動の計画概要を発表。2018年もSUPER GT/GT300クラスとニュルブルクリンク24時間レースへの参戦が活動の両輪となる。

SUPER GT/GT300クラスには今季も「SUBARU BRZ GT300」を参戦車とし、ドライバーも井口卓人と山内英輝、お馴染みの強力コンビでシリーズ参戦する。プロジェクトを率いるのは、STIの渋谷真プロジェクトゼェネラルマネージャー(総監督)。チーム運営母体は長年の盟友アールアンドデースポーツが担う。

陣営は水平対向ボクサーエンジンの燃焼効率の改善、空力特性やブレーキ熱容量の向上、タイヤ接地効率の改良などをBRZに施し、優勝がなかった昨季の雪辱を期す。

クラス優勝常連となっているニュルブルクリンク24時間レース(5月10~13日)についても、今年は昨年のリタイアから捲土重来を目指すことになる。「SUBARU WRX STI」の2018年ニュル参戦車は、エンジン出力特性の向上やギヤ比の最適化、ブレーキ大径化とバランスの見直し、マスターバック廃止による左足ブレーキ有効活用、トレッド拡大などによって、走りの大幅向上を達成。信頼性向上も重視されている。

チーム監督は辰己英治。STIエンジニア(社員)と全国のスバル特約店から選抜されたメカニックたちがチーム運営にあたる体制で、ドライバーはカルロ・ヴァンダム、ティム・シュリック、山内という継続組に井口が加わるカルテットだ。排気量2リットル以下のターボエンジン搭載車クラス「SP3T」に参戦し、通算5度目のクラス優勝を狙う。

また、スバルトラベルがニュル24時間レースを現地で応援するツアーを催行する。5月11日の金曜日に日本を発ち、12日の決勝スタート日にサーキットに入る行程で、オフィシャルツアーならではの特典も計画中とのこと。

STIは今年で創設30周年を迎える。雪辱がキーワードとなる年の戦いを前に、「これからもSUBARU車をベースとしたコンプリートカー作りとSUBARU車の『安心と愉しさ』を際立たせるSTIパフォーマンスパーツ、そしてこのモータースポーツへの挑戦という取り組みを通じ、お客様にお応えできる企業を目指します」との決意も、あわせて表明している。

《遠藤俊幸》

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