グーグルとウーバーの和解が成立、自動運転技術の盗用問題

自動車 ビジネス 企業動向
ウーバーの自動運転開発車両
ウーバーの自動運転開発車両 全 1 枚 拡大写真

グーグル(Google)の自動運転車開発部門、「ウェイモ」が、ウーバーとその子会社を、「自動運転技術の盗用があった」と訴えている問題。この問題に関して、和解が成立した。

ウェイモの主張によると、アンソニー・レバンドウスキー氏がグーグルを退職した2016年1月、自動運転車の中核技術のひとつで、レーザー光を使って車両の周囲の物体までの距離などを検知する「LiDAR」(ライダー)と呼ばれる技術の設計図など、1万4000点以上を持ち出したという。

ウェイモは「ウーバーは、アンソニー・レバンドウスキー氏が持ち出した技術を導入して、自動運転車の開発を進めている」と、ウーバーを提訴。一方のウーバーは、ウェイモの主張に対して、「盗用はない」と反論していた。

今回、ウェイモとウーバーの間で、この問題に関する和解が成立。その内容は、ウーバーがウェイモに対して、およそ2億4500万ドル分のウーバー株を譲渡するというもの。これは、ウーバーの全株式の0.34%にあたる。

和解を受けて、ウーバーのダラ・コスロシャヒCEOは、「我々は行動の仕方を変え、すべての決定の中核に誠実さを置く。未来に向けた大きな競争を楽しみにしている。レースは公正でなければならない」とコメントしている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  3. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  4. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  5. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る