ロボットと人が安全に協業できるシステム、VWグループが開発

自動車 テクノロジー 安全
VWグループが開発した従業員とロボットが安全に協業できるシステム
VWグループが開発した従業員とロボットが安全に協業できるシステム 全 1 枚 拡大写真

フォルクスワーゲングループは、従業員とロボットが安全に協業できるシステムを開発した、と発表した。

このシステムは、フォルクスワーゲングループの工場や研究所に勤務する従業員の安全性を高める目的で開発したもの。産業用ロボットによって、従業員が死傷する事故が起きないよう、取り組みを強化していく。

フォルクスワーゲングループは、従業員の動きを確実に検出するレーザースキャナーを導入。この高レベルの制御システムが、ロボットの動きを調整。従業員が安全ゾーンに入るとすぐに、ロボットは減速し、最終的に停止する。

安全ゾーンは、ロボットの動きに応じて調整される。たとえば、ロボットが人間から遠く離れたバックグラウンドで作業している場合、緑色、黄色、赤色のゾーンがそれに応じて移動。従業員が黄色のゾーンにいると、ロボットの動きは急減速し、赤いゾーンで停止。これは、従業員の安全性が完全に確保されていることを意味するという。

フォルクスワーゲングループは、産業用ロボットを人との連携に適したものにしたい、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マッスルカー『チャージャー』、内燃エンジン仕様が登場…直6ツインターボで550馬力
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  3. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  4. インフィニティの最上位SUV『QX80』に初の「スポーツ」グレード登場
  5. 日産の高級部門インフィニティ、3台の新型コンセプトカーを世界初公開へ…モントレーカーウィーク2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る