タカタの再建計画、米国の破産裁判所が承認

自動車 ビジネス 企業動向
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像)
タカタのエアバッグリコール対象となっているホンダ アコード(資料画像) 全 1 枚 拡大写真

米国デラウェア州の連邦破産裁判所は、タカタの米国部門、TKホールディングスから提出されていた再建計画を承認した、と発表した。

タカタは2017年6月、経営破綻。米国に本拠を置くキー・セイフティー・システムズ社(KSS)が、タカタが全世界で保有する実質的に全ての資産と事業の譲渡を受けることで、基本合意に達した。渡価価格は、総額15億8800万ドル。

KSSは米国ミシガン州デトロイトに本拠を置く自動車部品メーカー。両社の合意では、KSSは相安定化硝酸アンモニウムを使用したエアバッグインフレータの製造と販売に関する一部の資産や事業を除き、タカタの実質的に全ての資産を取得。タカタは相安定化硝酸アンモニウム関連事業について、段階的に縮小していく。

今回、米国デラウェア州連邦破産裁判所のブレンダン・シャノン判事は、タカタの米国部門、TKホールディングスから提出されていた再建計画を承認。これにより、タカタのKSSへの事業譲渡が認められ、タカタ製エアバッグインフレータの被害者に対する補償が進展すると見られる。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. スズキ『ジムニー』、フランス最終モデルは55台限り…6月末に発売へ
  4. メルセデスの名車「190E エボ2」が復刻! 限定100台の「HWA EVO」にハンコック純正装着
  5. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. アステモの軽EV用インホイールモーターやジヤトコの2モーターK12マーチなど、国内サプライヤー技術が熱い!…人とくるまのテクノロジー展2025
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
ランキングをもっと見る