光岡 ヒミコ 新型「量生産車では味わえない特別な価値観」

自動車 ニューモデル 新型車
光岡自動車 新型 ヒミコ
光岡自動車 新型 ヒミコ 全 10 枚 拡大写真

光岡自動車は全面改良したオープン2シーター『ヒミコ』を2月23日から販売を開始すると発表した。価格は498万8800~598万3200円となっている。

外観は初代のキープコンセプトではあるものの、ホイールベースを120mm短くする一方で、フロントオーバーハングを140mm延長することで、より立体的で彫の深い造形になっているのが特徴。

ヒミコの開発責任者を務める青木孝憲開発課課長は同日都内で開いた発表会で「これだけのロングノーズで美しいクルマというのは、なかなか無い。それでいて国産の安心感というのは、このヒミコだけ」と強調した。

青木氏は「私たちのクルマづくりは、他の誰もが乗っていないクルマであること、国産でデザインが他よりも際立っている、そしてナショナルブランドよりも安価であるという3つが絶対条件」とした上で、「ヒミコに乗ってみると、量生産車では味わえない特別な価値観を得ることができる。一般道、高速道路を問わず、走っていると必ず声を掛けられて、写真を撮られる。また『このクルマはどこのクルマ?』とか、『きれいなクルマね』といわれると、まるで自分が褒められたようなすごくうれしい気持ちになる」と解説。

さらに「何よりもこのスタイリングで心に余裕を持って優雅にクルマを流す、ドライブしていると本当に心が解放されたような、気持ちの良い体験をすることができる」とも付け加えた。

ヒミコはマツダの『ロードスター』をベースにしているが、ホイールベースの延長や、リアスプリング交換など、光岡のラインアップの中でも作業合工程がかかるモデルとなっており、月に2~3台ペースでしか造れないという。

初代ヒミコは2008年12月から約9年間、製造、販売され、累計受注台数は271台。このうち国内が158台、海外で113台という内訳で、海外シェアの高いモデルでもある。

青木氏は「今回は国内のみならず海外のお客さまにも十分満足頂ける細かなこだわり、そして商品の仕上がりとなっている」と話していた。

新型ヒミコの発売に合わせて、特別仕様車レッドトップ」も用意されている。幌やシート、ドアパネルなど内外装にダークレッドをあしらったもので、3月31日まで受け付けている。価格は585万3600~598万3200円となっている。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.7mでコンクリートブロック付き、道幅は5mあるけど?…東京都板橋区
  2. ニックネームは“赤いコスモ”、50年前に登場した2代目ロータリースポーツ【懐かしのカーカタログ】
  3. 【レンジローバー ヴェラール 新型試乗】ああ、紛うことなくレンジローバーだ…島崎七生人
  4. ダンロップのオールシーズンタイヤが安く買えるようになる?…独占禁止法の疑い
  5. トヨタの新型EV『アーバンクルーザー』をくまなくチェック!…詳細画像記事ベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る