ポルシェ 911 次期型、先進運転支援システム搭載へ…自動運転化には慎重

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ポルシェ 911 次期型の開発プロトタイプ車と開発責任者のアウグスト・アッハライトナー氏
ポルシェ 911 次期型の開発プロトタイプ車と開発責任者のアウグスト・アッハライトナー氏 全 1 枚 拡大写真

ポルシェは、『911』の次期モデルに先進運転支援システム(ADAS)を搭載する計画を発表した。

次期911は、開発コードネームが「992」型を名乗る。1964年の初代発表から数えて、次期モデルは8世代目にあたり、2018年内にデビューすると見られている。

次期911に搭載される予定の先進運転支援システム(ADAS)のひとつが、「レーンキーピング・アシスト」。これは、高速道路などを走行する際に、車線を維持する安全装備。

ただし、911の開発を主導してきたアウグスト・アッハライトナー氏は、「レーンキーピング・アシストは非常に機能的な装備だが、使用するかどうか、顧客が選択できるようにする必要がある。ドライバーが望まない場合、レーンキーピング・アシストをオフにできる設定にする」と述べ、次期911もドライバーが主役のスポーツカーであることを強調した。

一方、世界的な流れである自動運転テクノロジーについては、次期911への採用に慎重な立場。将来の完全自動運転車では、ステアリングホイールなどの操作系は装備されず、運転は車任せとなる見通し。アウグスト・アッハライトナー氏は、「911には今後も、ステアリングホイールは装備され続ける。自動運転車になる車は、911が一番最後になるだろう」と語っている。

《森脇稔》

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