京急2000形が3月下旬に引退…記念乗車券を発売、特別貸切列車の運行も

鉄道 エンタメ・イベント
3月下旬までに引退する2000形(左)と、発売される記念乗車券(右)。
3月下旬までに引退する2000形(左)と、発売される記念乗車券(右)。 全 1 枚 拡大写真

京浜急行電鉄(京急)は3月5日、2000形が3月下旬に引退することを明らかにした。

現在、羽田空港~新逗子間の「エアポート急行」などに運用されている2000形は、1982年に登場。2ドアのクロスシート車として、1987年までに東急車輌製造や川崎重工業で72両が製造された。

おもに本線系統の快速特急に運用され、1992年から運行を開始した、着席保障の定員制帰宅列車「ウィング号」にも充当された。

1998年に後継の2100形が登場したことにより、2000年にかけて、ドア間をロングシートとした3ドア車に改造。同時に、塗色が赤・白のツートンから、赤色に白の細いラインが入ったものに変更されたが、旧塗色は、2013年に2011編成で復活している。

2000形は、2012年度から廃車が始まり、現在残っているのは8両編成2本のみとなっている。このうち2061編成は3月中旬、旧塗色の2011編成は3月下旬に引退する予定だ。

2000形の引退を記念して、3月11日からは金沢文庫駅(横浜市金沢区)で「さよなら2000形記念乗車券」を2018セット発売する。発売額は2000円で、1人2セットまで購入できる。

また、3月25日には、2011編成を使用して、京急ファインテック久里浜工場(神奈川県横須賀市)を経由する、品川~京急久里浜間の特別貸切列車を運行する。

貸切列車の乗車には、「さよなら2000形記念乗車券」購入者の中から、スクラッチカードによる抽選で50組100人に当たる招待券が必要。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産、新型『エルグランド』世界初公開へ…ジャパンモビリティショー2025
  2. ヤマハ発動機が新型3輪オープンカー、「AIで成長する」2輪車を世界初公開! 大型EVバイクなど16モデルずらり…ジャパンモビリティショー2025
  3. BMW『X5』次期型のデザインが判明! トヨタと共同開発の水素エンジンなど搭載
  4. デザインを4割が評価、読者の感情:スズキ『クロスビー』改良新型…価格上昇に戸惑いも
  5. スズキが新型「軽EV」を世界初公開へ、2026年度内に量産化、軽商用EVも…ジャパンモビリティショー2025
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る