【SUPER GT】今季NSXでレギュラー参戦のF1王者ジェンソン・バトン、鈴鹿ファン感に笑顔で登場

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ジェンソン・バトンと、彼の今季の愛機#100 NSX-GT。
ジェンソン・バトンと、彼の今季の愛機#100 NSX-GT。 全 10 枚 拡大写真

10日、鈴鹿ファン感謝デーの初日に2009年F1チャンピオンで今季はSUPER GTに初めてレギュラー参戦するジェンソン・バトンが登場。多くのファンの声援に笑顔で応えた。

歴代F1チャンピオンのなかでも、日本における人気は絶大といっていいジェンソン・バトン。昨年、SUPER GTへのスポット参戦に向けた最初の公開テストに参加した時も、鈴鹿には(平日にもかかわらず)多くの熱心なモータースポーツファンが来集したほどである。

今季のバトンはSUPER GT/GT500クラスにチーム国光の#100 RAYBRIG NSX-GTで初のレギュラー参戦をする(パートナーは山本尚貴、タイヤはブリヂストン)。鈴鹿ファン感には初日であるこの日(10日)のみの参加だが、トークセッションやデモ走行に臨み、Honda Racingの公開撮影でシビック・タイプRにも乗るなどして、日本のファンにあらためての挨拶となった。

シーズンに向けては「とてもエキサイトしているよ」との談話も聞かれるなど、終始笑顔でリラックスした様子だったバトン。もちろんこれは開幕前のファン感ならでは、という部分でもあると思うが、自身の新たなる挑戦に向けて意欲を高めていることが伝わってくるものでもあった。昨年のスポット参戦デビュー時にもうひとつうまくいかなった雪辱をまずは晴らす、そんな意気込みもバトンにはあるだろう。

今季のGT500クラスには小林可夢偉もレクサス勢の#39 DENSO KOBELCO SARD LC500で初のレギュラー参戦。しかもそのパートナーは2016年GT500チャンピオンで、F1優勝経験もあるヘイキ・コバライネンだ。バトン、可夢偉、コバライネン、そして中嶋一貴と、同時期にF1で戦っていた面々が揃い、日本を舞台に新たな戦いが展開されることになる(前記4人はバトンが王者になった2009年のF1終盤2戦に揃って出場している=手元集計)。

SUPER GT/GT500クラスは世界最速のハコ車カテゴリーといっていい。ホンダ、日産、トヨタ(レクサス)による開発競争が激しく、さらにタイヤ戦争も熾烈とあって、国内のみならず世界トップレベルのドライバーたちも多く関心を示している。バトンらの参戦で相乗効果的にますますシリーズ全体のレベルと人気が上がる今季の展開が今から楽しみだ。

SUPER GTは17~18日に岡山国際サーキット、24~25日に富士スピードウェイで公式テストを行なったのち、4月7~8日の岡山戦で開幕。また、鈴鹿ファン感では明日の2日目(3月11日)にもSUPER GTのデモ走行が予定されている。

《遠藤俊幸》

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