【スーパーフォーミュラ】ホンダ・レーシング、2輪全日本ロードの選手たちと“鈴鹿合同決起集会”を挙行

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前列左から2人目が山本MS部長、前列右端がSFの佐伯プロジェクトリーダー。
前列左から2人目が山本MS部長、前列右端がSFの佐伯プロジェクトリーダー。 全 8 枚 拡大写真

鈴鹿ファン感謝デー初日(3月10日)の夜、ホンダ・レーシングで今季の全日本スーパーフォーミュラ選手権と全日本ロードレース選手権JSB1000を戦う選手たちが鈴鹿サーキット内で一堂に会し、開幕に向けて4輪&2輪合同の決起集会を実施した。

「今回は『ホンダならでは』といいますか、4輪と2輪の(国内トップ戦線を戦う)選手たちを一緒にご紹介させていただく機会を設けました」。会の冒頭、こう語ったのはホンダの山本雅史モータースポーツ(MS)部長。トップレベルのカート選手だった経歴も持つなどする山本MS部長は現職着任以来、斬新な趣向をホンダのMS活動にもたらしている人物で、今回もまた新たな試みが実施されたといえそうだ。

山本MS部長は「2輪に関しては昨年、各方面でタイトルを獲ることができました」との旨を語り、「連覇を目指していく」ことを宣言。どちらかというと“決起”が必要なのは4輪、ファン目線ではそう思われがちなのが近年のホンダの成績的傾向ではある。

しかし、4輪についても山本MS部長は「昨年のスーパーフォーミュラ(SF)では最終戦まで(今季はF1でトロロッソ・ホンダに乗るピエール・ガスリーが)チャンピオンを争い、0.5点差で逃しはしましたが、研究所を含めて(体制やエンジンその他が)熟成されてきているのかな、と思います」との実感を語り、一定以上の手応えがあることを強調。そしてホンダ勢5年ぶりのSFドライバーズタイトル奪還に向けて「佐伯昌浩プロジェクトリーダーを中心に“チーム・ホンダ”として頑張っていきたい」と続けた。

ホンダSF勢は5チーム8人体制。B-MAXのみドライバー未決で、この日の決起集会には注目新人の松下信治、福住仁嶺を含む7選手が出席したが、やはり“エース”と見込まれるのは唯一のチャンピオン経験者、チーム無限の山本尚貴だろう。

2013年のチャンピオンである山本は、「当時はスウィフト製マシンの使用最終年にチャンピオンを獲ることができました。今年は現行のダラーラSF14の最終年になりますので、また(マシンの)最後の年にチャンピオンを獲って終われるよう頑張りたいと思います」と、5年前の再現を果たしての奪冠を目指し意気込む。

他にも優勝経験者の塚越広大、野尻智紀、伊沢拓也、そして元F1レギュラーのN.カーティケヤンと実力者が揃うホンダSF勢。2輪戦線の選手たちに負けないくらいの活躍が新シーズンに向けて期待されるところだ。

《遠藤俊幸》

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