日産、無資格者の完成検査問題で再発防止策3件を追加

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日産自動車追浜工場
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日産自動車は無資格者の完成検査問題で、「権限基準ルールの整備」、「APW(アライアンス生産方式)の整備」、「工場における職場環境改善」の再発防止策として3件を追加すると発表した。

同社では、完成検査の人員体制、完成検査員の育成、監査体制の構築など、再発防止策の実施に取り組んでいる。11月に国土交通省に報告した再発防止策は全部で53件。新たな対策として3件を追加する。

「権限基準ルールの整備」では、工場が関わる経営の重要な意思決定事項に現場の実情を正確に反映させるため、意思決定手順のルールを策定する。工場の人員や予算に関する提案プロセスの実態を調査し、その結果に基づいて工場と本社機能をつなぐオペレーションプロセスやルールを2018年12月までに整備する。

「APWの整備」では、生産現場で培ってきた自動車製造のノウハウをベースに構築したAPWの重要な構成要素に法令遵守の考え方を位置づける。2018年度に改訂する予定。

「工場における職場環境改善」では、トイレや社員食堂、作業場空調、現場詰所などで、従業員が気持ちよく集中して働けるように、整った生活、作業環境を提供するための改善対策を2018年4月末までに計画を策定する。

また、56件の再発防止策のうち、完成検査を規格に準じて確実に実施するための対策は全て実施済み。その他の実施済み、着手中、計画立案中の対策には、完成検査における実施・管理の負荷軽減や円滑化、完成検査員の知識充実を図るための教育などの対策があり、未完了の対策は確実に実施するため、継続して取り組むとしている。

《レスポンス編集部》

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