神戸市内の秘境駅が廃止に---六甲山中の神戸電鉄菊水山駅 3月23日

鉄道 企業動向

兵庫県の神戸電鉄は3月14日、休止中だった有馬線の菊水山駅(神戸市北区)を正式に廃止することを明らかにした。同駅は、有馬線鵯越(ひよどりごえ)~鈴蘭台間に位置する、2面2線の無人駅。

1940年10月5日に、有馬線の前身である神戸有馬電気鉄道の駅として開業したが、六甲山中に位置するため、周辺には住宅や施設などがほとんどなく、乗降客は1999年12月末時点で20人と、極端に少なかった。

菊水山へのハイキング客が稀に利用する程度で、普通列車ですら停車しないものがあることから秘境駅としても知られていたが、2005年3月26日付けで休止となっていた。

神戸電鉄では、「営業休止から13年が経過し、今後も営業再開に見合うご利用が望めないため」として、3月23日付けでの廃止を決めた。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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