VR塗装シミュレーターで職人をめざせ…IAAE 2018

自動車 ビジネス 国内マーケット
VR塗装シミュレータ(IAAE 2018)
VR塗装シミュレータ(IAAE 2018) 全 7 枚 拡大写真

IAAE 2018のブロードリーフのブースにVRでボディ塗装のシミュレーションができるシステムを展示していた。これなら塗料も部品も無駄にせず塗装の練習、研修が可能だ。

【画像全7枚】

このシステムはVRSiMという米国の会社が開発した「SiM Spray」というもので、ブロードリーフが国内向けのローカライズと販売を行っている。現状では参考出品で国内販売は未定とのことだが、デモソフトはメニューなどが日本語されており、日本市場への投入を期待できる。

ゴーグルを装着すると、設定した塗装ブースの背景と部品が目の前に表示される。スプレーガンを部品に向けて塗装していくが、ガンの動き、部品との距離や角度によって塗料がスプレーされていく。非常にリアルなため、経験者が操作すると、動作は本当に塗装をしているときと同じようになる。慣れない人がやれば、当然塗装ムラができる。見た目だけでなく、塗布された塗料の厚さも計算され表示されるので、厚みのムラもわかってしまう。

スプレーガンのタイプはHPLV、エアレス、エアアシスト付きの3種類を選ぶことができる。塗料はプライマー、カラーペイント、クリアの3種類が選べるようになっていた。他にも、ノズルのチップサイズの設定、コンプレッサーの圧力などの設定も変えることができ、それに応じたシミュレーションができるという。

単に塗装をシミュレートするのではなく、作業の可視化、分析も可能だ。消費した塗料や、カバレッジ率、さらにガンの軌跡をガイダンスする機能や、動きをあとで確認することができる。もともと、塗装のトレーニングをするためのシステムなので、米国では、自動車メーカーや工場の研修や教育用に主に利用されているという。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

+ 続きを読む

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. カワサキ『Ninja 1100SX』2027年モデル2車種を発売へ、カラー変更で刷新 178万2000円から
  2. フォロフライの商用EV「F11VS」、3人乗りミドルルーフ仕様を受注開始…荷室高150mm拡大
  3. ホンダ『ヴェゼル』次期型、2028年登場か!? 次世代ハイブリッド搭載へ
  4. シトロエン『2CV』が復活、265万円で2028年までに市販化へ…パリモーターショー2026
  5. フィアット『トポリーノ』に2台のワンオフ、スピードスターと4シーター登場…ジウジアーロらが制作
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. EU「欧州製EV」優遇へ、産業加速法を審議---売れるEVと売れないEV
  2. 物流のAI革命「ロジスティクス4.0」の先にある商用車の新ビジネス…ローランド・ベルガー 小野塚征志氏[インタビュー]
  3. インド国産化の進め方、事業の核の築き方【インド・新自動車大国の素顔】
  4. NITTANのエンジンバルブ技術、インドで実証へ…経産省グローバルサウス事業に採択
  5. CASE革命と電動化、次世代の自動車部品
ランキングをもっと見る