フォルクスワーゲングループの主力ブランド、フォルクスワーゲン(乗用車)は3月14日、2017年の通期(1~12月)決算を発表した。
同社の発表によると、2017年通期の売上高は、前年比8%増の800億ユーロ(約1兆0480億円)。EBIT(支払金利前税引前利益)は、33億0100万ユーロ(約4325億円)。前年の18億6900万ユーロに対して、76.6%増加した。
大幅な増益となったのは、新車販売の好調による部分が大きい。2017年の世界新車販売台数はおよそ623万台。前年比は4.2%増と伸びた。
中でも、SUVの販売が好調。『ティグアン』は2017年、およそ72万台を全世界で販売。新型投入の効果で、前年実績に対して、およそ4割も増加している。
フォルクスワーゲン乗用車ブランドのヘルベルト・ディースCEOは、「我々は正しい方向に向かっている。2025年までに、世界のeモビリティリーダーになるための基盤を強化している」と述べている。