夜間は信号機が機能制限される交差点で、乗用車にはねられた横断者が死亡

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交差側の通行量が減る夜間の時間帯に信号機の機能が制限された交差点で、横断者がクルマにはねられる事故が起きた。歩行者の高齢男性が死亡。横断歩道を渡っていたが、歩行者用の信号機は停止していたという。

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14日午後9時15分ごろ、秋田県男鹿市内の国道10号で、徒歩で横断歩道を渡っていた高齢男性に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。男性は死亡。警察はクルマの運転者から事情を聞いている。

秋田県警・男鹿署によると、現場は男鹿市船越字内子付近で片側2車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。78歳の男性は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、交差進行してきた乗用車にはねられた。

男性は頭部などを強打。意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、まもなく死亡した。クルマを運転していた同市内に在住する45歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場の信号機は交差側の交通量が減る夜間(午後9時以降)は機能制限されており、事故当時は車両側が黄色点滅、歩行者用の信号機は停止(消灯)していた。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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交差する市道の通行量が減るため、午後9時以降は国道側を黄色点滅状態として、歩行者信号は機能を停止させてしまうという交差点で事故は起きた。「通行量が少ないので国道側の通行を優先させる」という考えなのかもしれないが、点滅信号というのはクルマの運転者が軽視しやすいものでもある。

《石田真一》

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