ドゥカティの営業利益は横ばい、新車販売は過去最高 2017年通期決算

モーターサイクル 企業動向
ドゥカティのクラウディオ・ドメニカーリCEO
ドゥカティのクラウディオ・ドメニカーリCEO 全 4 枚 拡大写真

イタリアの二輪メーカーで、アウディ傘下のドゥカティは、2017年通期(1~12月)の決算を発表した。

同社の発表によると、売上高は7億3600万ユーロ(約957億円)。前年の7億3100万ユーロに対して、0.7%増加した。一方、2017年通期の営業利益は、5100万ユーロ(約66億円)。前年の5100万ユーロに対して、横ばいとなっている。

2017年の世界新車販売台数は、過去最高の5万5871台。前年比は0.8%増と、8年連続で前年実績を上回った。市場別の実績では、欧州が3万1123台を売り上げ、前年比は4%増。このうち、地元イタリアは12%増の8806台と、2桁増を達成する。スペインも28.3%増と好調。単一国としては最大市場の米国は、前年比1.3%増の8898台と堅調。アジアは2017年、5805台を販売。とくに中国が、前年比31%増の伸びを示した。

車種別の2017年の販売実績では、3年目となる『スクランブラー』ブランドが、1万4061台。ドゥカティの販売増に貢献している。『ムルティストラーダ』シリーズでは、「ムルティストラーダ950」が人気。最高峰の『1299スーパーレッジェーラ』は、限定500台が生産開始を前に完売した。

ドゥカティのクラウディオ・ドメニカーリCEOは、「力強い業績は、ここ数年のドゥカティの新車開発戦略の正しさを示すもの」と述べている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る