横断歩道を渡っていた高齢女性、右からのクルマにはねられて死亡

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見通しが良い国道の横断歩道を徒歩で渡っていた高齢女性が、右方向から交差進行してきた乗用車にはねられた。女性は収容先の病院で死亡している。

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17日午前10時ごろ、長野県茅野市内の国道20号で、徒歩で横断歩道を渡っていた高齢女性に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。女性は収容先の病院で死亡。警察はクルマの運転者を逮捕している。

長野県警・茅野署によると、現場は茅野市ちの付近で片側1車線の直線区間。交差点に横断歩道はあるが、信号機は設置されていない。85歳の女性は徒歩で横断歩道を渡っていたところ、右方向から交差進行してきた乗用車にはねられた。

女性は近くの病院へ収容されたが、全身強打などが原因で約2時間後に死亡。クルマを運転していた同市内に在住する43歳の女にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。女性死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを続けている。

現場は交通量が多い区間だが、見通しは良いという。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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高齢者の場合、横断中の事故では「横断が間に合わず、左から交差進行してくるクルマにはねられる」というケースが多々だが、今回の事故では右方向から進行してきたクルマにはねられており、これは「横断を開始する時点で進行してくるクルマの距離を見誤った」か、あるいは「安全確認をまったく行っていなかった」ということでもある。

《石田真一》

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