日産×住友商事、日本初の使用済みEV用バッテリー再製品化専用工場を開業

エコカー EV
EV向け交換用再生電池(イメージ)
EV向け交換用再生電池(イメージ) 全 2 枚 拡大写真

日産自動車と住友商事の合弁会社であるフォーアールエナジーは3月26日、電気自動車(EV)の使用済みリチウムイオンバッテリーの再製品化に特化した日本初の工場を福島県・浪江町に開所したと発表した。

世界の自動車市場におけるEVシフトは急速に進展。将来的なバッテリー材料市況の高騰などの経済的課題だけではなく、環境課題や社会課題の面からも、EVリユースバッテリーの利活用が注目されている。フォーアールエナジーは、使用済み車載用リチウムイオンバッテリーの有効活用に着目し、2010年に日産自動車と住友商事によって設立。以来、リチウムイオンバッテリーの再利用や再製品化のノウハウを蓄積してきた。

フォーアールエナジーは、使用済みバッテリーの性能を短時間で測定できる技術開発に成功。新工場では、同技術を活用し、全国から回収した使用済みバッテリーの再利用・再製品化ビジネスを開始する。新工場は、グローバルな開発拠点としての機能と製造拠点としての機能を持つ、国内初の再利用・再製品化拠点。世界初となるEV向け交換用再生電池などを製造、同電池は大型蓄電システムや電動フォークリフトなどに使用される予定だ。

なお新工場は、東日本大震災後に浪江町が整備している藤橋産業団地の第1号であり、地域経済再生や町の発展にも寄与していく。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 15歳から運転できる「小さいオペル」に興味アリ!「通勤用にこういうのでいいんだよ」など注目集まる
  2. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  3. 日産 リーフ 新型をライバルと比較…アリア、テスラ、bZ4Xと何が違う?
  4. ついにハイブリッド化! 新型トヨタ『ランドクルーザー300』の発表にSNSでは「バク売れの予感」など話題に
  5. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る