正面衝突事故を起こしたトレーラーが路外に逸脱、JR線の軌道内で立ち往生

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軽乗用車との正面衝突事故を起こし、その弾みで路外に逸脱していった大型トレーラーが隣接するJR筑豊本線の線路敷地内に転落した。この事故で双方の運転者が負傷し、筑豊本線は一部区間で約5時間30分に渡って不通となった。

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26日午前5時ごろ、福岡県小竹町内の国道200号を走行していた軽乗用車と大型トレーラーが正面衝突する事故が起きた。トレーラーは路外に逸脱して転落。JR筑豊本線(福北ゆたか線)の軌道内で立ち往生している。

福岡県警・直方署によると、現場は小竹町南良津付近で片側1車線の緩やかなカーブ。走行中の大型トレーラーと軽乗用車は道路中央部で正面衝突。トレーラーはそのまま道路右側のガードレールに衝突するとともに、これを突き破ってのり面を転落。その先にあるJR筑豊本線(勝野~小竹駅間)の軌道敷地内へ進入し、信号柱に衝突した状態で立ち往生した。

この事故で軽乗用車を運転していた北九州市八幡西区内に在住する20歳の女性が骨折などの重傷。トレーラーを運転していた宮若市内に在住する60歳の男性も打撲などの軽傷を負い、近くの病院へ収容されている。トレーラーは列車との衝突は避けられたものの、この事故の影響で現場を含む直方~新飯塚駅間の上下線が約5時間30分に渡って運転を見合わせ、上下65本の列車が運休。13本に最大5時間の遅れが生じ、約2万人の足に影響が出たという。

警察ではいずれかが対向車線側へ逸脱し、衝突に至ったものとみて双方の運転者から事情を聞くとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

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現場はトレーラー側から見て、緩やかな左カーブとなっている区間。歩道部分が線路側へ下りる道路構造となっているが、トレーラーはそこへはまるかのように転落していた。

《石田真一》

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