VW、ディーゼル車ユーザーへの環境インセンティブを延長…17万人が電動車などのエコカーに代替
自動車 ビジネス
企業動向

フォルクスワーゲングループは排ガス案件以来、パワートレーンの電動化の「e-モビリティ」を、戦略の柱に位置付けてきた。このインセンティブは、電動パワートレーン車の普及を図る一環として、行われている。
このインセンティブは、「環境インセンティブ」と命名。車種によって、最大で1万ユーロ(約131万円)を補助。さらに、『パサート』や『ゴルフ』のプラグインハイブリッド車(PHV)、ゴルフや『up!』のEVに乗り換える顧客に対しては、インセンティブを上乗せする。
今回、このインセンティブの利用者が、導入7か月で17万人に到達。インセンティブは2018年3月末で終了する予定だったが、さらなる利用者の増加が見込まれていることを受けて、フォルクスワーゲングループは2018年6月までの延長を決めた。
なお、このインセンティブは、フォルクスワーゲン、フォルクスワーゲン商用車、アウディ、セアト、シュコダの各ブランドに適用。同社は、すでに17万台が廃車されたことにより、ドイツのNOx(窒素酸化物)排出量は年間2261トン削減された、としている。
《森脇稔》