嘘から出た実? マスクCEO「破綻」のジョークでテスラ株暴落[新聞ウォッチ]

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テスラ・モデル3
テスラ・モデル3 全 2 枚 拡大写真

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

【画像全2枚】

2018年4月4日付

●カジノ入場料6000円、自公合意、依存症懸念根強く(読売・1面)

●JR東全車に防犯カメラ、順次、新車両に、五輪テロ対策(読売・1面)

●米テスラ、アカウント削除、CEO、FBに抗議(読売・7面)

●トヨタとパーク24カーシェア実験へ、都内で6月から(読売・8面)

●トヨタベア額非公表波紋、相場けん引役の回答不明、交渉評価困難に(朝日・8面)

●車の燃費正しいの? 実際はカタログ値以下、10月から新たな測定法(毎日・3面)

●米、燃費規制強化見直し、カリフォルニア州など反発(毎日・6面)

●ルネサス株追加売却、革新機構、保有33.4%に(産経・10面)

●GW後半に渋滞、高速予想、下りピーク来月3日(産経・26面)

●アクアに歩行者検知のブレーキ(東京・6面)

●ホンダ中国販売13%減、3月、2か月連続マイナス(日経・13面)

●乗用車・ワゴン全面禁煙、ニッポンレンタカー、3万台が対象(日経・15面)

●車の救急通報システム、位置情報精度正確さ要求(日経・38面)

ひとくちコメント

米電気自動車メーカー、テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が4月1日に「テスラが経営破綻した」と自身のツイッターに投稿。エイプリルフールの冗談だったが、事業の先行きに対する懸念が高まっていると受け止めた投資家も少なくなく、翌2日のテスラ株が大幅に下落するなど、ジョークのつもりが火に油を注ぐことになったという。

きょうの日経なども「テスラ株『冗談』で急落」などと取り上げているが、「嘘から出た実」ということわざもある。

テスラといえば、3月末には、主力セダンの『モデルS』を12万3000台リコール(無料の回収・修理)すると発表。さらに、発表の翌日には、西部カリフォルニア州の高速道路を走行中のテスラ車が中央分離帯に衝突した死亡事故について、事故時には自動運転に準じる運転支援システム「オートパイロット」を使っていたと公表するなどのご難続き。

イーロン・マスクCEOもエイプリルフールの日には冗談として「テスラが完全かつ全面的に経営破綻したことを伝えるのは残念だ」とツイッターに書き込んだうえ、新型車『モデル3』にもたれかかって意識を失っていると自身の写真も投稿していた。そのモデル3は生産の遅れで納車を2度延期する現実問題も浮上しており、「ツイッターは笑いごとではない」と受け止める投資家も多く、2日の株価は一時、前営業日に比べ、8%も下落し、過去一年間の安値を更新した。

このテスラ株価の下落問題とは関係なさそうだが、きょうの読売には「マスクCEOが3月下旬、両社(テスラと宇宙企画事業スペースX社)のフェイスブックの公式アカウントを削除した」と報じている。フェイスブックの情報流出問題に抗議して米国では、アカウント削除を呼びかけている運動が広がっており、マスク氏もこれに応じた形と伝えている。

いずれにせよ、テスラの経営を不安視する声は確実に広がっており、強気の姿勢を崩さないマスク氏も苦境に立たされているのは嘘ではなく事実のようだ。


《福田俊之》

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