周囲を畑に囲まれた見通しの良い交差点を進行していた中型トラックと原付バイクが出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故でバイクを運転していた女子高校生が死亡している。
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10日午後4時ごろ、鹿児島県出水市内の市道で、交差点を進行していた中型トラックと原付バイクが出会い頭に衝突する事故が起きた。この事故でバイクを運転していた女子高校生が収容先の病院で死亡している。
鹿児島県警・出水署によると、現場は出水市野田町下名付近で車線区別のない幅員約3.5mの直線区間。交差点に信号機や一時停止標識は設置されていない。原付バイクが交差点へ進入した直後、左方向から交差進行してきた中型トラックと出会い頭に衝突した。
衝突によってバイクは転倒。運転していた同市内に在住する17歳の女子高校生は意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因で約3時間後に死亡した。トラックを運転していた同市内に在住する34歳の男性にケガはなく、警察は自動車運転死傷行為処罰法違反（過失致死）容疑で事情を聞いている。
現場は周囲を畑に囲まれた見通しの良い区間。トラックはバイクが交差点を通過しきる直前に衝突したものとみられている。警察では双方の安全確認に怠りがあったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。
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現場の交差点は双方ともに一時停止義務が無かった。トラック運転者は交差点へ進入してくるバイクの存在を認識していたようだが、それでも衝突は回避できなかったとみられる。
