VWと日野、戦略的提携で合意…電動化やコネクト、自動運転などの技術を開発へ

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戦略的提携を結ぶことで合意した日野自動車とフォルクスワーゲンの首脳
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フォルクスワーゲンと日野自動車は4月12日、戦略的提携を結ぶことで合意した、と発表した。

両社の提携は、物流や交通に関わるソリューション調査、既存および将来技術、調達などの領域において、協力を検討するもの。技術領域には、既存の内燃パワートレーン、ハイブリッドおよび電動パワートレーン、コネクティビティ、自動運転システムなどが含まれる。

今後、両社は協力関係の構築により、革新的な技術の開発を行い、グローバルなマーケットポジションを高めることを目指す。

日野自動車は、ハイブリッドについては1991年に商用車として世界で初めて商品化。累計の販売台数は1万5000台に達している。また、EVバス、PHVバスについても限定販売を実施ずみ。FCVバスについてもトヨタと協力して開発している。

安全技術については、人検知型のプリクラッシュセーフティシステム、レーンキーピングアシスト、ハイビームを自動制御するアダプティブ・ドライビングビーム(ADB)、ドライバーモニターなどの先進安全技術を2017年に日本で発売した新型モデルより導入。市場のニーズに応じて順次、展開している。

一方、フォルクスワーゲングループは立ち上げ当初より、自動運転、コネクティッド、環境技術などの先進技術を有し、ブラジル、および欧州におけるマーケットリーダーの地位を確立。コネクティッドトラック市場においては、欧州のリーダー的立場にある。VWトラック&バスは、北米ではナビスターと戦略的アライアンスを組み、中国においては、Sinotruk (中国重汽)に出資するなど、提携を強化している。

なお両社は、日野とVWトラック&バスの関係は幅広い協業に発展する可能性がある、としている。

《森脇稔》

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