プレミア化は必至、億超えも? ポルシェ「911スピードスター」8年ぶり復活へ
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「スピードスター」はポルシェ伝統の限定モデルだ。初代は1950年の『356スピードスター』で約4722台を生産、1989年の『930スピードスター』は、約2065台を生産している。その後1993年には『964スピードスター』を発表し、約970台を生産した。そして2010年の『997スピードスター』は356台を限定発売し、これは現在も高額なプレミア価格で取り引きされている。今回のスピードスターは8年振りの復活となる。
スピードスターといえば、低くより傾斜したフロントウインドウ、ルーフを廃した手動ソフトトップによるフラットなシルエット、そしてソフトトップを収納する「ダブルバブル」デザインのハードカバーなどが特徴だ。
今回捉えたプロトタイプは、後部のルーフカバーを「カブリオレ」風にカモフラージュし、フロントバンパーとボンネットは『GT3』と同じものが取り付けられていた。しかし、異様なまでに低められたフロントウインドウは明らかにカブリオレとは異なるモデルであることを主張している。生産モデルのリアデッキは「997スピードスター」よりスポーティに仕上げられることが期待される。
パワートレインは『GTS』から引き継がれる。3リットルフラット6ツインターボエンジンを搭載し、最高出力は450ps、最大トルクは550Nmを発揮する。但し、ベースモデルよりも軽量となるため、パフォーマンスはGTS以上となるのは必至だ。
ポルシェは992世代交代を前に『GT2 RS』『GT3 RS』などハイパフォーマンスモデルを一気に投入しているが、このスピードスターは991世代に最後の刺激を与えてくれるはずだ。
ワールドプレミアは、早ければ9月のフランクフルトモーターショー、或いは10月のパリモーターショーと予想されている。間違いなく限定モデルとなるはずで、1億円を超えるプレミア価格となることもあり得るだろう。
◆「デリカD:5」「ジムニー」「S2000」…話題の新型車を最速スクープ『Spyder7』
《子俣有司@Spyder7》
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