電動車いす使用開始時期の低年齢化が進む---ヤマハ発動機がキッズフェスタ2018に出展

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電動アシストユニットJWX-2(20インチ仕様、キッズフェスタ2018)
電動アシストユニットJWX-2(20インチ仕様、キッズフェスタ2018) 全 6 枚 拡大写真

ヤマハ発動機は、14~15日にTRC東京流通センター(東京都大田区)で開催された、子ども向け福祉用具の展示会「キッズフェスタ2018(第17回子どもの福祉用具展)」に出展した。

2015年に厚生労働省の補装具費支給事務取扱要領「電動車椅子に係る補装具費の支給について」の一部改訂があり、電動車いすの使用開始時期の低年齢化が進んでいる。

ブースでは、小児用車いすフレームに装着できる車いす用電動ユニットや、子どもたちに人気の高いディズニーキャラクターシリーズなどのスポークカバーを展示するほか、試乗体験も行なった。

電動車いす購入補助金の給付条件について、改訂前に「学齢児以上であって、電動車椅子の特殊性を特に考慮し、少なくとも小学校高学年以上を対象とすることが望ましいこと」とされていたものから、「小学校高学年以上を対象とすることが望ましいこと」という文章が削られた。障害の程度や状況は年齢で決まるものではないからだ。

これによって就学時に合わせて電動車いすの訓練や検討を始めるケースが増えてきたという。ヤマハ発動機では、電動車いす使用開始時期の低年齢化が進むと予想する。

今回のイベントで展示されたのは、いずれも小児用車いす向けの、電動アシストユニット『JWX-2』(20インチ仕様、2013年リリース)、電動ユニット『JWX-1 PLUS+』(20インチ仕様、2015年リリース)、電動ユニット『ジョイユニットX PLUS+』(2015年リリース)。

ヤマハ発動機では、1995年に車いす用電動ユニット『JW-I(ジェイダブリュ・ワン)』を発売、以来、電動車いす製品を提供している。

《高木啓》

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