ドゥカティ、レーダー支援システムを搭載へ 2020年

モーターサイクル テクノロジー
ドゥカティARAS(アドバンスト・ライダー・アシスタンス・システム)
ドゥカティARAS(アドバンスト・ライダー・アシスタンス・システム) 全 1 枚 拡大写真

イタリアのモーターサイクルメーカー、ドゥカティは2025年に向けた安全性に関する戦略「Safety Road Map 2025」を策定し、18日に発表した。ドゥカティ製モーターサイクルにARAS(アドバンスト・ライダー・アシスタンス・システム)を導入する。

ARASは多面的な戦略プラン「Safety Road Map 2025」のひとつ。ARASはレーダーを含む複数のセンサーによってモーターサイクル周囲の情報をライダーに提供し、ライダーの安全性を高める。システムが危険な障害物や他の車両を検知した場合、衝突を防止するためにライダーに警告を発する。

これらのシステムの開発は2016年に、イタリアのミラノ工科大学エレクトロニクス/情報/バイオエンジニアリング学部との共同で開始された。

まず、ブラインド・スポット(リアビューミラーに映らない範囲)に存在する車両や、後方から高速で近づいてくる車両を検知して知らせる、リアレーダーによる警告システムの研究から進められた。2017年には生産化のための主要なテクニカル・パートナーを選定した。

さらに第2のレーダー・センサーをフロントに搭載する。アダプティブ・クルーズコントロールによって前方車両との車間距離(ユーザーによる設定が可能)を保ち、正面衝突の危険をライダーに警告する。

これらのシステムは、危険の存在を警告するユーザーインターフェイスとともに、2020年に発売されるドゥカティ車の一部に採用される予定だ。

《高木啓》

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