JR東海が新幹線の電力ケーブル交換を機械化…保守用車の導入で手作業の危険性を回避

鉄道 テクノロジー
ケーブル切断撤去車と撤去ケーブル運搬車のイメージ。2両は1組で走り、ケーブルを切断・撤去しながら運搬する。
ケーブル切断撤去車と撤去ケーブル運搬車のイメージ。2両は1組で走り、ケーブルを切断・撤去しながら運搬する。 全 4 枚 拡大写真

JR東海は4月19日、東海道新幹線の電力ケーブル交換に保守用車を導入すると発表した。

【画像全4枚】

東海道新幹線東京~新大阪間は、電力周波数帯(東日本50Hz、西日本60Hz)が跨っているが、新幹線車両は60Hzのみに対応している。

そのため、富士川以東の区間では、電力会社から受けた50Hzの電気を周波数変換変電所で60Hzに変換。これを線路脇の管路内にある電力ケーブルなどを通して、沿線の変電所へ送電している。

電力ケーブルは老朽化することから、一定の時期に交換が必要となるが、重量があるため、現在の手作業による交換には危険が伴なっていた。

そこで、ケーブルの切断・撤去作業における持上げ・切断・運搬、敷設作業における運搬・敷設作業を機械化することになった。

機械化に際して導入される保守用車は、走行しながら自動的にケーブルを切断する「ケーブル切断撤去車」と、切断されたケーブルを積み込みながら走行する「撤去ケーブル運搬車」、走行しながら管路内にケーブルを安全に敷設する「ケーブル延線車」の3つで、ケーブル切断撤去車と撤去ケーブル運搬車は連結して走行する。

これら保守用車の製造費用は2億5000万円程度で、手始めとして、2023年9月までに完了する予定となっている、綱島周波数変換変電所(横浜市港北区)と大崎変電所(東京都品川区)の間約13.8kmで、2回線分のケーブル交換に使用される。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. マツダ『CX-3』存続が確定! 12年ぶり刷新へ、2027年登場の次期型デザインを大予想
  2. トヨタ『ルーミー』一部改良、スマートアシスト強化…「アナザースタイルパッケージ」も新設定
  3. 軽キャンピングカーキット「ネクストキャンパー」、名古屋市のふるさと納税返礼品に採用
  4. 【スズキ エブリイワゴン 新型試乗】快適性がさらにアップ、走りも“頼り甲斐のある”実用ワゴン…島崎七生人
  5. マツダの新型「FRスポーツ」開発始動! 特許公開、次期ロードスターかアイコニックSPか?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 自動運転開発の分野で高まるNVIDIAとAWSの存在感、日本メーカーは中国のスピード感に対抗できるのか【AWS オートモーティブ AI イノベーション フォーラム】
  2. 居眠り・脇見を監視、「DMS」を義務化…乗用車は2031年から、バス・トラックではすでに普及
  3. ホンダの交換式電池、建設現場で実証…高さ385mの「トーチタワー」
  4. 電動車は誰が最後まで面倒を見るのか…KPMGコンサルティング プリンシパル 轟木光 氏[インタビュー]
  5. BYD12万人の技術力と日本市場への本気度、補助金逆風下「ラッコ」の戦略とは…BYD Auto Japan 東福寺厚樹 代表取締役社長[インタビュー]
ランキングをもっと見る