開閉ルーフ付き3輪スクーターのADIVA、国内初ショールームを東京・赤坂に開設

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ADIVA ショールーム
ADIVA ショールーム 全 8 枚 拡大写真

開閉可能なルーフ付きスクーターを手掛けるADIVAは、日本国内初のショールームを4月21日、東京・赤坂に開設する。ADIVAブランドのルーフ付き3輪スクーターを始め、3月から輸入総代理業務を始めたプジョーブランドのスクーターも展示するという。

ADIVAはニコラ・ポツィオ氏が1996年にイタリアで創設したシティコミューターブランド。使用状況に応じて車体の一部を脱着することができる独自の「モジュラー・プロテクション・システム」による開閉式ルーフを備えているのが特徴。

2001年からイタリアで生産を開始し、04年には開閉式ルーフの世界特許を取得。08年からは台湾で生産を行い、ヨーロッパのほか日本、シンガポール、香港、台湾などで販売展開している。15年には全世界本社機能を持つ株式会社ADIVAを東京に設立。今回、東京・赤坂にある本社にショールームを構えた。

現在のラインアップは400ccガソリンエンジンを搭載したルーフ付き3輪スクーター『AD3 400』と190ccエンジン搭載の『AD1 200』で、エンジンはいずれもプジョー製。また日本販売モデルは2輪車の法規に適合するよう横幅を46cmに納まるようにしているという。また東京モーターサイクルショー2018で世界初公開した電動モデル『AD1-E』、『AD-Cargo』は2018年中の販売を計画している。

ADIVAに2017年から資本参加した池田元英社長は4月20日に行ったショールームオープニングセレモニーであいさつし「屋根をトランクに収納でき、前2輪であることで、雨風を気にせず、転びにくく、雨の日でも止まりやすいというのがADIVAの最大の特徴。こうした商品性を上げていくことで、まだまだバイクの魅力が上がると考えている」と述べた。

ショールームにはAD3 400、AD1 200やAD1-E、AD-Cargoに加えて、2輪スクーターの『ベネリ・アディバ 125』も特別展示。さらに3月から取り扱いを始めたプジョーブランドのスクーターも展示している。

池田社長は「日本とフランスとの国交が開始されて今年で160年周年、プジョーの2輪車が始まって120年、フランス商工会議所が日本にできてちょうど100年という節目の年に、プジョーの製品を扱えることは誇りに思っている」と述べた上で、「これからADIVAとしては2輪の魅力をますます再発見して頂けるように企業活動を行っていきたい」と締めくくった。

《小松哲也》

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