いちばん人気はマクラーレン、最も人垣の多かった セナ…北京モーターショー2018

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マクラーレン・セナ(北京モーターショー2018)
マクラーレン・セナ(北京モーターショー2018) 全 12 枚 拡大写真

今や世界一の自動車マーケットとなった中国。その勢いもあって北京モーターショー2018のプレスデーは大盛況だった。北京モーターショーの会場は東京モーターショーの2倍強ほどの面積があるにも関わらず、人口密度が高くてとにかく混んでいる。プレスの数が多いのだ。

プレスパスを取得する基準が強化された影響なのか、かつてと違って今年は「プレスデーなのにステージの上に子供を立たせて記念撮影をする人」を見かけることはなかったが、プレスパスを受け取るのに30分以上並び、ランチタイムは食事を購入するのに1時間近く並ぶなど、会場の混雑度はなかなかである。

そんななか、記者が感じたもっとも写真を撮りにくかったクルマはメルセデスベンツ『Aクラス』だ。Aクラスのセダンは今回の北京モーターショーがワールドプレミアであり注目が高いのはうなずけるが、プレスカンファレンスの翌日となるプレスデー2日目でも写真撮影を希望するカメラマンが多くて混雑し、写真を撮るのに苦労した。

いっぽうで、会場において人垣がもっとも大きかったのは別のクルマ。マクラーレンの『セナ』の周りの人だかりはいつ行っても凄かった。


セナはすでに3月のジュネーブショーでお披露目されており、販売する500台がすべて完売したと報じられているモデル。北京モーターショーではマクラーレンがブースを展開し、そのもっとも目立つ位置にセナが展示されていた。しかも、フェンスで囲まれたブース内ではなく通路側の人垣を見ていると一眼レフを向けている人は少なく、写真を撮るというよりは「ひと目見るため」という人がほとんどだったのが印象的。やはりモーターショーの華はスーパーカーであることを実感した。

それにしても、展示車両はEVが多くて報道でも「EV社会に向けて大きく動いている」などと報じられているが、もっとも人を集めていたのはモーターすらついていない車両だったというのはある意味考えさせられる。
5月16日開催【北京モーターショー報告と中国のEV、自動運転セミナー】

《工藤貴宏》

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