電動SUVで仮想電動スポーツカーを牽引…アウディ初の市販EVが実用性を証明へ

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アウディ e-tron ビジョン グランツーリスモ と アウディ e-tron
アウディ e-tron ビジョン グランツーリスモ と アウディ e-tron 全 3 枚 拡大写真

アウディは、5月9日にオーストリアで開幕する「GTIミーティング・アット・ヴェルターゼー」において、専用トレーラーに載せた『e-tron ビジョングランツーリスモ』を牽引可能な、『e-tron』のプロトタイプを初公開すると発表した。

GTIミーティング・アット・ヴェルターゼーは、今年で37回目。欧州最大規模のフォルクスワーゲングループのファン感謝イベント。フォルクスワーゲングループから、フォルクスワーゲン、アウディ、セアト、シュコダなどの各ブランドが参加。オーストリアの会場には、欧州から多くのファンが集まり、盛り上がりを見せる。

電動SUVのe-tronは、アウディが2018年末に発売予定のブランド初の市販EV。バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は95kWhと大容量。この効果もあり、1回の充電での航続は、欧州仕様の場合、最大で400km以上。またe-tronは、最大150kWで急速充電を行うことができ、30分以内に充電が完了する。

一方、e-tron ビジョン グランツーリスモは、人気レーシングゲーム、「グランツーリスモシリーズ」最新作の『グランツーリスモSPORT』のために開発された仮想電動スポーツカー。しかしアウディは、実車も製作し、リアルにサーキットを走行できる初のビジョン グランツーリスモを提案する。

アウディが実車を製作したのは、アウディ e-tron ビジョン グランツーリスモのEVバージョン。モーターはフロントに1基、リアに2基搭載され、システム全体で815psのパワーを引き出す。

5月9日に開幕するGTIミーティング・アット・ヴェルターゼーでは、専用トレーラーに載せたe-tron ビジョングランツーリスモを牽引可能なe-tronのプロトタイプが初公開される予定。アウディは、スポーティな電動SUVが、毎日の使用に適した優れた実用性を証明する、としている。

《森脇稔》

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