ルノーの欧州Bセグメント・ハッチバック『クリオ』(日本名:ルーテシア)次期型の開発車両を、カメラが捉えた。スタイル刷新に新エンジンなど、6年振りのフルモデルチェンジとなる第5世代は、話題のモデルとなりそうだ。
次期型では、ルノー日産の「CFM」プラットフォーム最新バージョンが採用され、大幅に商品力を高める。
捉えた開発車両のカモフラージュは厳重だが、現行モデルよりリアウィンドウが寝かされており、クーペ感が強いイメージになる。鋭い薄型ヘッドライトを持ち、ルノーのEVコンセプト『SYMBIOZ』(シンビオズ)からインスパイアされた新型『メガーヌ』とも共通するフロントマスクになると噂されている。
室内では、大型ディプレイを備えるインフォテイメントシステムを搭載し、デジタルクラスタが採用される可能性も高い。自動運転技術では、「レベル2」が確実視されている。
パワートレインはバリエーションが豊富だ。既存の0.9リットルTCeエンジンは、新開発1リットルエンジンに置き換えられる他、メルセデスと共同開発した1.3リットル直列4気筒ターボエンジン「M282型」のルノー版が予想される。さらに0-100km/h加速7秒以内の1.6リットルターボチャージャー、マイルドハイブリッドモデル、EVもラインアップが期待されている。
VW『ポロ』やフォード『フィエスタ』などが並ぶBセグメントでのEVはまだ少なく、大きなアドバンテージとなりそうだ。
ワールドプレミアの場は、9月のパリモーターショーとレポートされているが、偽装の重さからも遅れる可能性もあるだろう。