農業用水路にクルマが転落、運転していた女性が死亡

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幅員の狭い道路と並行している農業用水路に軽乗用車が転落する事故が起きた。
この事故でクルマを運転していた女性が水没したクルマの車内から発見され、死亡が確認されている。

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10日午後1時ごろ、富山県射水市内の市道を走行していた軽乗用車が路外に逸脱。道路と並行する農業用の水路に転落する事故が起きた。クルマは流され、運転していた女性が死亡している。

富山県警・射水署によると、現場は射水市作道付近で幅員約3mの緩やかなカーブ。軽乗用車はハンドル操作を誤って道路と並行して流れる農業用の水路に転落した。

通報を受けた警察や消防が捜索を行ったところ、約200m下流まで流され、水中に没していたクルマを発見。車内には同市内に在住し、パキスタン国籍を持つ23歳の女性が取り残されており、女性は近くの病院へ収容されたが、すでに死亡していることが確認された。溺死したものとみられている。

現場は水路沿いを通る道路でガードレールは設置されておらず、警察では事故発生の経緯を詳しく調べている。

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川や海に転落したクルマは水圧でドアが開かなくなってしまうし、パワーウインドウも電装系が使えなくなって開かなくなる。

「完全に水没して圧力差が均等近くになり、ドアが明けられるようになるまで待つ」というのが脱出方法ではあるのだが、負傷していなくともパニックになってしまい、そこに至るまでに車内に残留した酸素を使い果たしてしまうことも多い。クルマが転覆状態となり、顔の近くから水が入ってきた場合はさらにその傾向が強くなる。

ガラスを割るツールがあれば、残存酸素があるうちに脱出への行動へ転じることもできるので、携行しておきたい。

《石田真一》

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