【ニュル24時間】STIチーム総監督 辰己氏が語る2018年の抱負

モータースポーツ/エンタメ モータースポーツ
STIの辰己英治総監督
STIの辰己英治総監督 全 6 枚 拡大写真

今年もニュルブルクリンク24時間耐久レースの火ぶたが切られた。SUBARUのモータースポーツ統括会社であるSTIは今年もこの「世界最大の草レース」にWRX STIで挑戦。スタート直前に、チーム総監督の辰己英治氏を直撃し、意気込みを聞いた。

---:今年の抱負は?

辰己氏(以下敬称略):今年の抱負は勝つこと。勝って、スバルがモータースポーツを通じて『安心と愉しさ』をより高めていきます。

ここで戦っている姿を見せて、スバルのユーザーは自分がスバルに乗る意味、価値、誇りを持ってほしい。『自分の乗っているクルマはニュルのレースであれだけ活躍しているんだ』というところ見てほしいですね。

こういう活動を続けて、私たちが何でスバルに乗るのかということを感じていただければ幸いです。」

---: STIチームは昨年、悔しさ(レース終盤にマシントラブルでリタイア)を経験しましたが、今年はそれを反映してマシンを改良してきましたよね。

辰己:無様に負けることもある。レースだからそれは仕方がないこと。でも、レースでの走りをファンに見せ続ける。そのために継続的にレースをやっていくのが私たちの使命です。

今年はラップタイム8分台(9分切り)を目指し、エンジンのパワーアップや空力性能向上、旋回性能の向上などマシンを改良してきました。

---:STIとスバルがニュルに挑戦するのはなぜでしょうか?

辰己:なるべく量産車に近いところで限界に挑戦したいというのが私たちの気持ち。オーナーにスバルのクルマに乗る喜びと誇りを持ってほしい。それがニュルへ挑戦する理由です。

---: ファンに向けてひとことお願いします。

辰己:私たちはファンに向けてクルマを作っていきたいと思います。レースでは果敢に攻めた結果として生き恥をさらすこともあるかもしれないけれど、挑戦し続けることが大事なので、応援してください。

《工藤貴宏》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 新型『CLA』を生産するメルセデスベンツ「最新デジタル工場」の現場
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る