JR東海がパンタグラフの確認システムを強化…カメラの増設とオンライン化を図る 6月末までに

鉄道 企業動向
パンタグラフ確認カメラの設置駅と撮影された画像(右上)。
パンタグラフ確認カメラの設置駅と撮影された画像(右上)。 全 1 枚 拡大写真

JR東海は5月16日、在来線電車のパンタグラフ異常を確認するカメラの増設と、その機能強化を図ると発表した。

同社では、東海道本線の函南(かんなみ)駅(静岡県函南町)や醒ヶ井(さめがい)駅(滋賀県米原市)、中央本線の洗馬(せば)駅(長野県塩尻市)など、JR会社間の分界駅や路線の境界駅となる9駅の構内に、上方からパンタグラフを撮影するカメラを設置している。

万が一、パンタグラフに異常が発生した場合は、撮影画像を確認し、異常が発生した区間を絞り込んだ上で、その箇所を徒歩で巡回することにより、異常が発生した地点と原因を特定する方法が採られている。

今回は従来の9駅に加えて、東海道本線の興津(おきつ)、岡崎、金山、岐阜の各駅、中央本線の高蔵寺駅といった、輸送密度の高い区間にある駅にカメラを増設する。これにより、JR東海では「異常が発生した区間をより細かく絞り込む ことができ、原因特定に要する時間を短縮します」としている。

また、すべてのカメラがオンライン化され、指令所から遠隔操作で画像を確認できるように改良。現地への人員派遣を省略できるとともに、画像確認時間の短縮も図れるとしている。

これらの工事は、およそ6500万円を投入して、6月末までに完了させる予定。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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