前走車へ故意に追突か、交通トラブルで暴行容疑を適用して逮捕

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速度の遅い前走車を煽り立てるように走行し、クルマを2回追突させた男が暴行などの容疑で逮捕された。逮捕された男は煽り行為は大筋で認めたものの、追突については否認しているようだ。

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昨年12月、群馬県藤岡市内で前走車を煽るように走行し、車体の一部が損壊する事故を起こしたまま逃走したとして、群馬県警は16日、吉岡町内に在住する男を暴行や器物損壊の容疑で逮捕した。

群馬県警・藤岡署によると、逮捕された48歳の男は2017年12月15日の午後4時ごろ、藤岡市内の県道で乗用車を運転中、前走していた別の乗用車を煽るように走行。2回に渡って追突させ、相手車両の後部バンパーなどを小破させた疑いがもたれている。

前走車を運転していた熊谷市内に在住する59歳の男性は警察に被害を申告。警察では交通トラブルを発端とした煽り行為があったと判断して捜査を開始して男を割り出し、16日までに逮捕した。

交通トラブルを発端とした煽り行為について、暴行容疑を適用するのは群馬県内では初のケースとなる。聴取に対して男は「前のクルマが低速だったから煽った」と、行為そのものは認めているが、故意に追突したことは否認しているようだ。警察では両者から事情を聞き、事件に至った経緯を詳しく調べている。

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交通トラブルを発端とする煽り行為に対し、警察庁は全国の警察本部に対して「厳しく対処するように」という通達を出しているが、今回の逮捕もその一環によるもの。幸いにも人的な被害は出ていなかったが、車両に対する損害(約75万円相当)は発生しており、暴行だけでなく、器物損壊についても逮捕容疑に加えられている。

《石田真一》

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