路肩のトラック、追突で押し出され路外に転落

自動車 社会 社会

荷崩れを起こしたために自動車専用道の路肩へ停車していたトラックを含む3台の車列に別のトラックが追突。停車していたトラックが押し出された弾みで路外に転落する事故が起きた。運転者は退避していて、人的な被害は発生しなかった。

☆☆☆

19日午前11時ごろ、栃木県真岡市内の北関東自動車道西行き線を走行中の大型ダンプトラックが、路肩に停車していたトラックなど3台に突っ込む事故が起きた。うち1台は押し出された弾みで路外に転落している。

栃木県警・高速隊によると、現場は真岡市物井付近で片側2車線の直線区間。現場付近で荷崩れを起こしたトラックが現場の路肩に停車。通報を受けた道路会社のパトロールカーなど2台も停車して処理を行っていたところ、後ろから進行してきた大型ダンプトラックが停車中の車列に突っ込み、4台が関係する多重衝突へ発展した。

この事故で追突してきたトラックが中破炎上。地元消防が消火作業を行ったが、約1時間で全焼した。運転していた44歳の男性も打撲などの軽傷を負っている。また、荷崩れを起こしていたトラックは追突の弾みで約5m下の路外へ転落したが、運転者は車外に退避していたことから人的な被害は無かった。

現場は見通しが良く、警察では追突してきたトラック側の前方不注視が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

☆☆☆

高速道路会社では「事故や故障時は路外へ退避するように」と日頃から案内しているが、その理由の一端がわかるような事故でもある。事故処理中に後続車が突っ込んでくるということは「決して珍しいわけではない」というが、今回のように追突被害を受け、さらには路外に押し出されて転落するというケースは稀な部類に入る。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ゴツすぎる…だが、それでいい!」日産のハイパワーSUV『パトロールNISMO』発表に、日本導入にも期待の声
  2. トランプ関税に「ジタバタしない」姿勢のトヨタも、米国市場で7月1日から値上げ[新聞ウォッチ]
  3. 新型ランチア『イプシロンHF』発表、280馬力EVで0-100km/hは加速5.6秒
  4. メルセデスベンツ『ウニモグ』、低床仕様登場…荷台高1200mm以下で作業効率向上
  5. 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』が日本導入…6月の新型車ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る