来場者で埋め尽くされるマツダの展示、その理由は?…人とくるまのテクノロジー2018

自動車 ニューモデル モーターショー
人で埋め尽くされるマツダのブース
人で埋め尽くされるマツダのブース 全 4 枚 拡大写真

「人とくるまのテクノロジー展」の、黒を基調にしたマツダブースは常に来場者で埋め尽くされ、中になかなか入れないほどの賑わいだ。これにはマツダ関係者も驚きを隠さない。

「こんなに来場者が多いのは3年前に『ロードスター』を展示した時以来です。ただ、その時は開場したすぐの時間帯はそれほど多くなかったのですが、今回は開場と同時に人が集まっています」

マツダが今回展示したのは2つ。次世代のガソリンエンジン「スカイアクティブ-X」と『アクセラ』の骨格ボディだ。マツダ関係者によると、展示品についてはすべてデザイナーの監修が入り、展示品の置き方をはじめ事細かく指示が入るという。今回は本物感が出るようにと、わかりやすく色分けすることなく、そのままの状態で並べたとのことだ。

もちろんブース全体についても、デザイナー主導で木材をうまく利用し、シックに黒でまとめ上げている。ブランドイメージを大事にするマツダは、展示会もさまざまなところで気を遣っている。

来場者の関心は言うまでもなく2つの展示品で、多くの来場者をそれを舐めるように眺める。しかし、他社のブースとは大きく違うところがある。それは壁に貼られたパネルを熱心に読んでいることだ。

そのパネルにはスカイアクティブ-Xのガソリンエンジンをはじめ、スカイアクティブ ビークルアーキテクチャーのボディ、SPCCI(花火点火制御圧縮着火)などについての解説が詳しく書かれている。来場者の多くがそれを立ち止まって読んでいるのだ。そのため、一人当たりの滞在時間が長く、常に人で溢れかえっているなっているようだ。

「次世代技術をわかりやすく紹介したことで、技術屋に興味を持ってもらえたのではないか」と同社関係者は話していた。

《山田清志》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 1回あたり300円、10分で施工できる凄技コーティング、洗車機との相性も抜群『CCウォーターゴールド』が選ばれる理由PR
  2. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  3. ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
  4. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  5. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  6. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  7. アルファロメオ『ステルヴィオ』後継モデルは、大容量バッテリー搭載で航続700km実現か
  8. ディフェンダー 最強モデル「OCTA」、V8ツインターボ搭載…7月発表へ
  9. 中国製部品の急成長で2025年以降日本製の車載半導体は使われなくなる…名古屋大学 山本真義 教授[インタビュー]
  10. 見逃せない! ホイールのブレーキダスト除去術 ~Weeklyメンテナンス~
ランキングをもっと見る