矢崎総業は車内ネットワークを見える化、EEDDSを描く…人とくるまのテクノロジー2018

自動車 ニューモデル モーターショー
矢崎総業(人とくるまのテクノロジー2018)
矢崎総業(人とくるまのテクノロジー2018) 全 6 枚 拡大写真

矢崎総業は、車両システムに必要な電力・信号・情報の分配・伝達、ドライバーへの情報伝達などの車内ネットワーク構成 EEDDS(Electrical / Electronic Distribution & Display System)を見える化して紹介。(人とくるまのテクノロジー2018)

ガソリン車をはじめ、HV、PHV、EVなどに宿るEEDDSシステムアーキテクチャを、映像と平置き大型ディスプレイで表示。高圧・低圧系ワイヤーハーネスや樹脂材料(電線用コンパウンド)、導体材料(銅線・アルミ線・導電性インク)などを視覚化。走る・曲がる・止まるのクルマの動きに、データや信号がどう動いているのがわかる。

また、システム提案エリアでは、電源、高圧電源分配、通信などの各システムを紹介。電源システムは、クルマの電源を安定供給するため、電源分配ボックスで異常な電源インフラを切り離し、DC/DCコンバータから電源を供給する。

高圧電源分配システムは、EEDDSインフラシステムサプライヤとして、充電からバッテリー、駆動用モーターにいたる電源の接続・蓄電・配電の製品群を提案。通信システムでは、製造のばらつきや配索損失も加味した信頼性の高い通信システムを紹介した。

さらに、得意のメーター機器コーナーはヘッドアップディスプレイ(HUD)に注目が集まった。同社のドライバーモニタ内蔵メーター+HUDの体験コーナーは、ドライバーの状態監視はもちろん、ドライバーの視点にあわせてHUD表示位置を自動調整する機能を試せるとあって、行列ができていた。

同社は、エンジンやブレーキなどのクルマの基本機能を制御する機器をつなぐ走行系ネットワーク、車内外の画像や情報を扱う機器をつなぐ情報系ネットワーク、ヘッドライトやエアコンなどの安全系および快適環境を提供する機器をつなぐボディー系ネットワーク、負荷を駆動する電力を制御する機器をつなぐ電源ネットワークの4レイヤーネットワークシステムで、電力・信号分配の最適化を図っていくという。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. Uber Taxi、埼玉県で初のサービス開始…千葉県でも大幅エリア拡大
  5. 中国マイクロEV『小馬』10万台を販売した「かわいいペット」戦略
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る