佐藤琢磨「チャンピオンとして力強く戦いたい」…第102回インディ500

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琢磨の指にはチャンピオン・リングが光る。
琢磨の指にはチャンピオン・リングが光る。 全 4 枚 拡大写真

第102回インディ500マイル決勝レース3日前の24日、全ドライバーがメディアからのインタビューを受ける恒例のメディア・デーを迎えた。ディフェンディング・チャンピオンの佐藤琢磨の周りには国籍を問わず多くの報道関係者が集まった。

佐藤琢磨・談

(インディ500にチャンピオンとして帰ってきて)本当に感謝ですね。誇りにも思います。インディー500チャンピオンがこれだけ称えられるとは……。ファンの反応が素晴らしくて、子供がTシャツやミニカーを持ってきて(サインをしてくれと)叫ぶんです。それも毎日。12か月前、ここで間違いなく勝ったんだな……、と興奮したり、嬉しかったりする瞬間です。ここではチャンピオンとして迎えられているので力強く戦いたいと思います。

普段のレースでは練習、予選、決勝と一連の流れで進みますが、インディ500は度重なるプラクティスがあるのでやり直しが効きます。予選は残念でしたが、(29位から16位に順位を上げた)2日目の復活は良かったと思います。また月曜のプラクティスは苦しくなりましたが、明日のカーブ・デーに向けて一番大きなセッティング変更をして良くなるよう願っています。

(苦戦しているのは)この車の持つ難しさだと思います。去年のエンジニアのギャレットとも立ち話をしましたが、彼ら(アンドレッティ・オートスポーツ)も悩んでいます。予選では車同士の差を埋められませんでした。2台で跳ね返ってくるリザルトが違うんです。デイル・コイン・レーシングもチームで1台だけが速いでしょ。去年、6台とも差が無かったアンドレッティでさえ、今年はバラバラ。すべての車を揃えられたのはカーペンターとペンスキーだけです。

去年の予選ではウィングを寝かせてドラッグを削れるだけ削ってドライバーのチャレンジで速く走れました。でも、今年の車はドラッグを削って、攻めても跳ね返ってこないんです。決勝はこれ以上、ダウンフォースを付けられない所まで来ています。前の車に近づけません。

決勝は暑くなった方が良いですね。2012年のように暑くなれば、環境が変わればチャンスが増えると思いますから。明日のカーブ・デーでいい車にして、暑いレースを期待します。

《重信直希》

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