中央自動車道の本線上を歩いていた男性、トレーラー2台にはねられ死亡

自動車 社会 社会

工事による車線規制が行われ、対面通行となっていた中央自動車道の本線上を歩いていた男性が2台の大型トレーラーへ次々とはねられる事故が起きた。男性は即死しており、警察では本線への侵入ルート特定を急いでいる。

☆☆☆

27日午後11時ごろ、岐阜県中津川市内の中央自動車道下り線で、本線内を歩いていた男性に対し、進行してきた大型トレーラー2台が次々に衝突する事故が起きた。男性は即死。警察は2台の運転者から事情を聞いている。

岐阜県警・高速隊によると、現場は中津川市神坂付近で片側2車線の緩やかなカーブ。事故当時は上り線側を車線規制しての工事が実施されており、下り線側を使っての対面通行となっていた。愛知県名古屋市内に在住する32歳の男性は本線上を歩いていたところ、下り方向へ走行していた大型トレーラー2台に次々とはねられた。

男性は全身を強打して即死。2台のトレーラー運転者にケガはなく、警察では自動車運転死傷行為処罰法違反(過失致死)容疑で事情を聞いている。

現場は神坂パーキングエリア(PA)に隣接した地点。死亡した男性が乗ってきたクルマは本線上になく、警察ではPAから徒歩で本線へ入ってきた可能性が高いとみて、侵入経路の特定を急ぐとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

☆☆☆

最初にはねたトレーラーの運転者は「男性は本線に立っていた」と供述しているようなので、現状では「PAから徒歩で侵入してきた」という可能性が高いとみられる。

こうした「本線上で人がはねられる」というパターンの事故では、「他の事故を起こし、路肩に止めた自車から降りた時点ではねられる」が一番多く、「高速道路の上を跨ぐ陸橋からの自殺意図での飛び降り」、そして「SAやPA、バス停などの隣接施設からの徒歩侵入」となる。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 小さくてびっくり! 噂のメルセデスベンツ「ベビーGクラス」、ついに実車をスクープ
  2. 新車世界販売 ホンダ4位に転落、スズキ2位に浮上へ、2025年度下期[新聞ウォッチ]
  3. 「日本一“ちょうどいい日産車”」小型セダン『セントラ』の進化に日本のファンも「気合い入りすぎw」と注目
  4. ジープ、新型電動SUV『リーコン』発表…650馬力モーターで伝統の4×4性能を実現
  5. アウディ2026年モデル、ハード・ソフト両面で大幅アップデート…新ドライブモードや先進のドライバーアシスト機能搭載
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る