海から観戦、レッドブル・エアレース 千葉を堪能した

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今回の撮影ツアーは横浜から出発することになった。横浜ベイサイドマリーナにはヤマハ発動機・マリン事業部の拠点もある。
今回の撮影ツアーは横浜から出発することになった。横浜ベイサイドマリーナにはヤマハ発動機・マリン事業部の拠点もある。 全 15 枚 拡大写真

レッドブル・エアレースの千葉大会、会場は東京湾岸の幕張海浜公園だ。諸事情で「千葉は今年が最後ではないか?」という噂もあり、そんな千葉でのエアレースを「一度でいいから海から眺めてみたい」と思っていたところ、決勝の27日にヤマハ発動機が広報用のボートを出してくれることになった。

出発地となる横浜ベイサイドマリーナに用意されていたボートは『Y32コンバーチブル』。現在は後継タイプが出ている。全長が約10m(32フィート級)、底部に装備されたボルボ製310馬力のエンジン2基が動力源となる。ソファを備え付けた客室もある。定員は12人だが、この日は総勢7人で幕張沖を目指した。

ベテランの船長さんが操船を担当して午前8時35分に横浜を出発。他船も少ない時間帯ということもあって、ほぼ直線的に幕張を目指すコースを取る。天候は良く、波も穏やかだったために最高速度に近い23ノット(約42km/h)で海上を突き進んだ。小さなサイズに強力なエンジンを搭載しているためなのか「爆走」といった様相で、スピード感が楽しい。1時間後に幕張沖に到達。

海上規制線ギリギリにポジションを取ったが、それでもコースからはかなり遠いという印象。APS-Cタイプの一眼レフを使い、35mm換算で900mm近いレンズを組み合わせたが、そうでもしないと飛行機は小さくしか写らない。波も穏やかだったことから、懸念していた船酔いもそんなには感じることなく、むしろ「室屋選手が予選のラウンド・オブ14でオーバーGによる失格(DNF)となったこと」の知らせで頭がくらりとした。

残念ながら風が強くなってきたので予選終了時点での撤収となった。復路ではボートが大きく揺れた。所要時間も往路の倍を必要としたが、横浜へは無事に到着。初心者としては十分なぐらいボートを堪能させてもらった。

ヤマハ発動機のマリン事業は、バイクに加えてヤマハのもうひとつの柱だ。1960年に国産初の市販FRP製モーターボートとなる『RUN13』と『CAT-21』を発売し、そこから今年で58年。現状では超高級からエントリークラスまで33タイプのボート、11タイプの水上バイク(マリンジェット)、38タイプの船外機(エンジン)をラインナップしている。ボートなどを販売するだけではなく、それを操作するために必要な小型船舶免許の取得を円滑に進めるためのスクールも開催するなど、マリンレジャーの啓蒙にも力を注いでいる。

<協力:ヤマハ発動機>

《石田真一》

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