モリタが「東京国際消防防災展2018」に出展した「専用キャブ付MT2『Intelligent Attacker』」は、ダブルキャブ車の後部席を延長し、居住性・機能性の向上を図った。活動性を追求した次世代消防車両として開発された。
後席空間は室内高と足元奥行きスペースを大きく確保し、装備の着装などが容易になり、幅広い間口によりストレスなく乗降できる。オプションの可動式モニターや折り畳み机をキャブ内に設置することで戦略ステーションとしての活用も考慮された。前席後席間を行き来できるウォークスルーレイアウトもしくは前席後席間収納棚設置タイプの2タイプから選択できる。
出展車両の後方架装は、PPタンクとリアマウントポンプの組みあわせによる重量バランスの最適化を図ることで、2500リットルの大容量水槽と最大吐出量5400リットル/分の性能を有するCAFS(圧縮空気泡消火装置)「MMC5400」を搭載している。
東京国際消防防災展は、過去の災害を教訓とした各種災害リスクを周知し、都民等の防火防災意識及び行動力を向上させるとともに、住民・企業・行政による三者相互の連携強化並びに関連技術・産業の振興を促進することを目的とする(東京消防庁村上研一消防総監)。主催は東京消防庁、東京ビッグサイト、東京国際消防防災展2018実行委員会。5月31日から6月3日まで、東京臨海都心の東京ビッグサイトで開催。