大同特殊鋼、電動車や自動運転向け材料を強化へ 中期経営計画

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大同特殊鋼
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大同特殊鋼社は、2020年度(2021年3月期)までの3年間を実行期間とする中期経営計画を策定した。6日、発表した。

経営基本方針は「機能性に優れた素材で、お客様の技術革新を支える」を掲げる。

自動車産業は電動化などのパワートレインの多様化や自動運転、コネクテッドカー化など、100年に1度の大きな技術革新が起きようとしている。加えて、ビッグデータ、AI(人工知能)、IoT(モノのインターネット化)を活かしたデジタル革命が、さまざまな業界に変革をもたらされようとしている。これによって半導体需要増加やロボットによる自動化が進展する見込み。

同社では、これら技術革新を、機能性の高い素材を提供することで支える。内燃機関・ジェットエンジンの高効率化には高耐熱・高耐食ステンレス鋼や高合金を、自動車の電動化には高性能磁石や高機能粉末を、自動運転化には軟磁性材料などを提供する。

具体的には車載用リアクトル向けなどの高機能粉末製品を拡大するため、軟磁性粉末製造ラインを増設するほか、高機能ネオジム磁石の生産能力を増強する。

経営目標は2020年度に売上高5800億円、営業利益470億円、当期利益300億円。3年間の合計設備投資計画は950億円とする。

《レスポンス編集部》

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