高山本線高山駅で特急車両の床下搭載品が落失…車両をロックする「手歯止め」

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落失した「手歯止め」の状況。写真左上の「手歯止め」は横260×高さ130×幅70mmの大きさで、重量はおよそ3.5kgある。
落失した「手歯止め」の状況。写真左上の「手歯止め」は横260×高さ130×幅70mmの大きさで、重量はおよそ3.5kgある。 全 1 枚 拡大写真

JR東海は6月6日、同日に高山本線の特急『(ワイドビュー)ひだ』で運行しているキハ85系特急型気動車の床下にある搭載品が落失していたことを明らかにした。

この搭載品は「手歯止め」というもので、車両を長時間、駅や車庫などに留置する際、何かの拍子で勝手に動き出さないように、車輪とレールの間に挟めてロックする鉄製の器具。

キハ85系の場合、障害物を排除する、先頭車の「スカート」と呼ばれる部分の後部に搭載されており、必要に応じて取り外して使用できるようになっている。

落失は、高山駅(岐阜県高山市)で8時21分頃に判明し、4号車のキハ85形に搭載されていた2個の行方が現在も不明のままとなっている。

JR東海によると、6月5日の点検では異常は見られなかったということで、動物との衝突で落失した可能性もあるという見解を示しているが、詳細は調査中だという。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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