TXの新型車両、赤・青のコンセプトカラーを受け継いだ先鋭的な車体 2020年3月登場

鉄道 テクノロジー
TX-3000系のイメージ。車体はアルミダブルスキン鋼体で、最高速度は130km/h。
TX-3000系のイメージ。車体はアルミダブルスキン鋼体で、最高速度は130km/h。 全 2 枚 拡大写真

秋葉原駅(東京都千代田区)とつくば駅(茨城県つくば市)を結ぶ「つくばエクスプレス」こと、首都圏新都市鉄道(TX)は6月7日、新型車両のTX-3000系を2020年3月にも導入することを明らかにした。

TXは、2005年8月の開業以来、秋葉原~守谷間の直流区間用に直流専用のTX-1000系、守谷~つくば間の交流区間も走行できる、交直流用のTX-2000系が運行されている。

今回のTX-3000系は交直流用で、日立製作所で6両編成5本30両が製造される。

既存車両のイメージを引き継ぐ「継承」、最新技術を採り入れた「進化」、良い印象で次世代につなげる「洗練」という3つのコンセプトに基づき、車体は前面の傾斜を強くした先鋭的デザインとし、塗色は、つくばエクスプレスのコンセプトカラーである赤・青に斜めのラインを配してスピード感を表現する。

車内は、沿線との一体感を表現しつつ、清潔感や解放感のあるデザインとし、バリアフリー対応がより進化。防犯カメラや前方監視カメラを設置し、吊り手の数も増やすなど、セキュリティや安全性を高める。

また、各ドアの上部には英語・中国語・韓国語にも対応する大画面の案内表示器を、大型の窓ガラスにはUVカットのグリーンガラスを採用するなど、快適性が図られる。

制御方式は最新のSiC素子を使ったVVVFインバータ制御で、走行中の消費電力を既存車両より13%削減。ヘッドライトもLED化され、照明の電力消費量を30~70%程度削減する。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産がエルグランドなど新型4車種投入へ…NISSAN START AGAIN
  2. その“黄色い枠”も隠せます! 必見のナンバーフレーム最新アイテム5選[特選カーアクセサリー名鑑]
  3. 「戻せばOK」は通用しない! 現代チューニングの合法ルールとは~カスタムHOW TO~
  4. ショッピングセンターに320台の名車・旧車が大集結…第5回昭和平成オールドカー展示会
  5. CATL、世界初の量産ナトリウムイオン電池発表…マイナス40度でも90%の電力キープ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  2. AI家電を車内に搭載!? 日本導入予定の新型EV『PV5』が大胆なコンセプトカーに
  3. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  4. “走る巨大バッテリー”の実力! BEV+家電は悪天候でも快適に遊べる組み合わせだった
  5. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
ランキングをもっと見る