三菱マテリアル、品質データ改ざん問題で竹内社長が引責辞任

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三菱マテリアル・竹内社長の引責辞任で社長に就任する小野副社長
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三菱マテリアルは、竹内章社長が6月22日付け引責辞任すると発表した。同社グループが品質データを改ざんしていたことから経営責任を明確化する。小野直樹副社長が後任の社長に就く。

三菱マテリアルでは昨年11月、子会社で自動車部品などに使用している素材の品質データを改ざんしていたことが発覚、原因調査と再発防止策を策定したものの、竹内社長は引責辞任を強く否定していた。

今年6月8日には同社本体である直島精錬所でも品質問題が見付かり、JIS認証取り消し処分を受けた。こうしたことから今回、竹内社長は「一連の品質問題の経営責任をより明確にするため」、社長を退任する。今後は代表権を持たない取締役会長としてグループ全体のガバナンス体制を強化するための指導・監督・支援・助言を行うとしている。6月22日開催の定時株主総会で正式に決定するが、竹内氏が取締役に留任することに批判の声があがりそうだ。

一方、社長に就任する小野氏は三菱鉱業セメント出身で、役員就任後は主にセメント事業カンパニーを担当してきた。

《レスポンス編集部》

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